【害獣】庭や畑の土盛りはモグラ?特徴・トンネル被害・自力対策を解説

モグラ 害獣

モグラは、地中で生活する小型の哺乳類です。

庭や畑に突然土の山ができる、芝生が盛り上がる、花壇の土が崩れる、作物の根元が浮くように見える――そんな状態があるなら、モグラが地中を移動している可能性があります。

モグラは作物を食べるより土中のトンネルで被害を出す

モグラは、野菜や果物を直接食い荒らす動物ではありません。

鳥獣被害対策の情報サイトでも、モグラは肉食性で、主に昆虫類やミミズ類を捕食し、植物は基本的に食べないため、大根やニンジンがかじられていた場合はネズミ類の可能性が高いと解説されています。(鳥獣被害対策ドットコム)

ただし、被害が軽いわけではありません。モグラが地中にトンネルを掘ると、芝生や花壇が盛り上がり、苗の根が浮き、畑の土が乾きやすくなります。水田の畦畔に穴が開けば、水漏れの原因にもなります。

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モグラの基本情報

モグラは、地中にトンネルを作って暮らす哺乳類です。

視力は弱い一方で、嗅覚や触覚を使いながら土の中を移動します。前足は土を掘るために発達しており、地表に出る機会は多くありません。

地中生活に特化した小型の哺乳類

モグラは、湿り気があり、ミミズや昆虫が多い土壌を好みます。平野部の畑、芝生、花壇、果樹園、水田まわり、河川敷、草地などで被害が見つかる場合があります。

確認ポイント モグラの特徴
分類 モグラ科の小型哺乳類
主な生活場所 地中
食べ物 ミミズ、昆虫、ジムカデ、ヒルなど
出やすい場所 庭、芝生、畑、花壇、水田の畦畔
被害の出方 土山、トンネル、根の浮き、畦畔の穴
注意点 作物の食害はネズミなど別動物の場合がある

鳥獣被害対策情報では、モグラは低地の草原や農耕地から森林まで分布し、湿潤で土壌の深い平野部で生息密度が高いと説明されています。土が深く、エサが多い場所ほど活動しやすいと考えられます。(鳥獣被害対策ドットコム)

モグラが庭や畑に出る理由

モグラが庭や畑に出る理由は、地中にエサがあるためです。

ミミズ、昆虫の幼虫、ジムカデなどが多い場所では、モグラがトンネルを掘りながらエサを探します。人間の家に寄ってくるというより、土の中の環境がモグラに合っていると考えた方が自然です。

ミミズや昆虫が多い土壌は狙われやすい

庭や畑の土がやわらかく、湿り気があり、有機物が多い場合、ミミズや昆虫が増えやすくなります。モグラにとってはエサ場になりやすく、繰り返しトンネルを作られる場合があります。

モグラが出やすい条件 具体例
土がやわらかい 花壇、畑、芝生、堆肥を入れた土
湿り気がある 水はけが悪い場所、日陰、畦畔
エサが多い ミミズ、昆虫の幼虫、土壌生物
人の出入りが少ない 畑の端、庭の隅、空き地
土が深い 平野部の農地、芝生、果樹園

モグラによる主な被害

モグラ被害は、地表にできる土山だけではありません。地下のトンネルが根の周辺を空洞化させ、作物や芝生の生育に影響する場合があります。

庭では見た目の悪化、畑では苗の倒伏や乾燥、水田では水漏れにつながる場合もあります。

土山・トンネル・根の浮きに注意

モグラは土の中を進むため、表面から見ると被害範囲が分かりにくい場合があります。土山が点々と続く、芝生の下がふかふかする、畑の畝が崩れる場合は、地中でトンネルが広がっている可能性があります。

被害 起きやすい場所 注意点
土山 芝生、庭、畑、花壇 見た目が悪く、踏むと崩れやすい
トンネル 地中、畝の下、芝生下 根の周辺が空洞化する
根の浮き 苗、花壇、野菜 水分や養分を吸いにくくなる
畦畔の穴 水田、用水路まわり 水漏れの原因になる
二次被害 畑、庭 トンネルをネズミが利用する場合あり

農業系メディアでも、モグラが畑や庭にトンネルや穴を掘ると、植物の根や芽が荒らされ、作物が育ちにくくなるだけでなく、モグラのトンネルからネズミが入り込む二次被害もあると解説されています。(マイナビ農業-就農、農業ニュースなどが集まる農業情報総合サイト)

モグラとネズミ被害の違い

モグラ被害でよくある誤解が、「作物がかじられたからモグラの仕業」と考える点です。

モグラは主にミミズや昆虫を食べるため、野菜そのものをかじる被害はネズミや他の動物の可能性があります。

作物をかじる被害はネズミ類も疑う

大根、ニンジン、サツマイモなどに歯形がある場合、モグラではなくネズミ類や他の小動物が関係している可能性があります。

一方、苗の根元が浮く、畝が崩れる、土山ができる場合はモグラが候補になります。

被害の状態 疑いやすい原因
土山ができる モグラ
地表が盛り上がる モグラ
苗の根元が浮く モグラのトンネル
大根やニンジンがかじられる ネズミ類など
穀物や種子が食べられる ネズミ類・鳥類など
畑に小さなフンがある ネズミ類など

鳥獣被害対策情報でも、モグラは植物を基本的に食べないため、野菜がかじられていた場合はネズミ類の仕業と説明されています。被害の正体を間違えると、対策がずれるため注意が必要です。(鳥獣被害対策ドットコム)

モグラのトンネルには本道と支道がある

モグラ対策で大切なのが、よく使われる通り道を見つける視点です。地中のトンネルには、何度も使う道と、一時的にエサを探すために掘った道があります。

よく使う通り道を見つけると対策しやすい

農業資材系メディアでは、モグラ対策の前に、頻繁に通るトンネルを見つける必要があると解説されています。

モグラは「本道」と呼ばれる主要な通路を何度も使う一方、エサ探し用の支道は一度きりで終わる場合もあるため、対策場所の見極めが重要です。(イノホイ オンラインショップ)

トンネルの種類 特徴
本道 巣や主要な移動先を結ぶ通り道。繰り返し使われやすい
支道 エサ探しのために掘る道。一時的な場合がある
地表近くの道 土が盛り上がりやすい
深い道 表面から分かりにくい場合がある

土山を踏み固めて翌日また盛り上がる場所や、何度も崩れる場所は、よく使う道の候補です。対策グッズや捕獲を考える場合も、通り道を見極めないと効果が出にくくなります。

モグラを見つけた時に避けたい行動

モグラは姿が見えにくいため、被害を見るとすぐに強い薬剤や捕獲器を使いたくなる場合があります。

しかし、地中の構造を確認せずに対策すると、効果が薄いまま別の場所へ土山が移るだけになる場合もあります。

むやみに穴を埋めるだけでは再発しやすい

避けたい行動は、以下です。

避けたい行動 理由
土山だけを毎回ならす 地中の通路が残れば再発しやすい
作物の食害をモグラと断定する ネズミ対策が必要な場合がある
捕獲器を適当に置く 本道から外れると効果が出にくい
強い薬剤を畑に安易に使う 作物・ペット・子どもへの配慮が必要
水を大量に流す 土壌や作物に悪影響が出る場合がある
捕獲のルールを確認しない 自治体の許可確認が必要な場合がある

自力でできるモグラ対策

モグラ対策では、まず被害場所を観察し、通り道を見つけ、土山が再発する位置を確認します。そのうえで、忌避、侵入防止、捕獲相談などを検討します。

土山の位置を記録して通り道を見つける

家庭で始めやすい対策は、被害の記録です。土山を見つけたら、どの場所に何日おきにできるのか、芝生や花壇のどこが盛り上がるのかを見ます。

対策 実践ポイント
土山を記録する 位置、数、再発日をメモする
盛り上がりを踏み固める 再び浮く場所を確認する
畑の周囲を確認する 侵入方向を推測する
物理的に遮断する 金網や畔板を地中へ入れる
忌避用品を使う 通り道の見極めが重要
捕獲器を使う場合 自治体ルールを確認する
ネズミ被害も確認する かじり跡やフンがあれば別対策

庭・芝生でのモグラ対策

庭や芝生では、見た目の悪化が一番の悩みになりやすいです。

土山をそのままにすると芝生が枯れたり、足元が不安定になったりします。小さな子どもや高齢者が歩く庭では、転倒にも注意が必要です。

芝生の盛り上がりは早めに確認する

芝生でできる対策は、土山をならすだけではなく、地中の通り道と侵入方向を見る作業です。モグラがよく通るラインが分かれば、その周辺を重点的に対策しやすくなります。

庭での対策 内容
土山を平らに戻す 芝生の見た目と歩行安全を保つ
再発場所を見る 本道候補を探す
花壇の縁を補強する 侵入経路を減らす
芝生下の空洞を確認する 根の乾燥を防ぐ
ペットや子どもに配慮する 薬剤や捕獲器の扱いに注意

畑・水田でのモグラ対策

畑では、モグラが作ったトンネルで苗の根が浮いたり、土が乾きやすくなったりします。水田では、畦畔に穴が開いて水が抜ける被害が出る場合があります。

作物の根と畦畔の穴を確認する

農業コラムでは、モグラが直接農作物を食べるわけではない一方、土中を掘り進めるため、作物の根を切る、押し上げる、根の周囲の土を少なくするなどの被害が起きやすいと解説されています。

水田では畦畔に穴を開けて水が抜ける被害にも触れられています。(セイコーエコロジア(SEIKO ECOLOGIA))

場所 確認する被害
畑の畝 土の盛り上がり、苗の浮き
根菜類の周辺 かじり跡があればネズミ類も疑う
苗まわり 根の乾燥、倒伏
水田の畦畔 穴、水漏れ、崩れ
果樹まわり 根元の空洞化
堆肥置き場周辺 エサとなる土壌生物の増加

捕獲や駆除で注意したい法律面

モグラは哺乳類の野生動物です。被害があるからといって、どの地域でも自由に捕獲できるとは限りません。

自治体によって扱いが異なるため、捕獲器を使う前に確認した方が安全です。

捕獲前に自治体の窓口を確認する

環境省は、鳥獣保護管理法の概要として、都道府県や市町村が地域の実情を踏まえ、鳥獣保護管理事業を行う枠組みを説明しています。

捕獲許可の権限が市町村へ委譲される場合もあるため、被害防止の捕獲を検討する際は住んでいる地域の窓口確認が必要です。(環境省)

神奈川県の野生鳥獣保護の資料でも、生活環境、農林水産業、生態系に係る被害防止など、一定の目的と要件を満たす場合は、許可を受けて鳥獣を捕獲できると案内されています。(神奈川県公式サイト)

業者や自治体へ相談したい状態

モグラ被害は、庭の土山だけなら自力で様子を見られる場合があります。

しかし、畑や水田の被害が続く、芝生が広範囲で荒れる、捕獲器を使いたい、ネズミ被害も疑われる場合は、自治体や専門業者へ相談すると判断しやすくなります。

畑・水田・広範囲の芝生被害は相談が安全

岡山県は、農林水産業等に被害を及ぼす鳥獣について、捕獲には県知事の許可が必要で、迅速な駆除のため一部鳥獣の捕獲許可権限を市町村長に移譲していると案内しています。

モグラが対象に含まれるかどうかは地域差があるため、捕獲前に市町村へ確認するのが安全です。(岡山県公式サイト)

状態 相談したい理由
畑の土山が何度も増える 作物の根が傷む恐れ
水田の畦畔に穴がある 水漏れ被害につながる
芝生が広く盛り上がる 景観と歩行安全に影響
捕獲器を使いたい 許可や地域ルールの確認が必要
ネズミの食害もある 別の害獣対策が必要
自力対策で改善しない 本道の見極めや施工が必要

よくある質問

モグラは姿を見かけにくいため、土山や穴だけで判断する場面が多い害獣です。よく検索される疑問を解説します。

Q1. モグラは野菜を食べるのか?

A. 基本的に野菜を食べる動物ではありません。

主にミミズや昆虫などを食べます。大根やニンジンなどにかじり跡がある場合は、ネズミ類など別の動物を疑う必要があります。

Q2. 庭の土山はモグラのサインなのか?

A. モグラの可能性があります。

特に、芝生や花壇に小さな土山が点々とできる、地表が盛り上がる、同じ場所で再発する場合は、地中にトンネルがあるかもしれません。

Q3. モグラは家の中に入るのか?

A. 基本的には地中で生活するため、ネズミのように室内で食品を荒らす害獣ではありません。

ただし、庭や床下周辺にトンネルを作ると、土台まわりや畑に影響する場合があります。

Q4. モグラのトンネルを水で流せばよいのか?

A. おすすめしにくい方法です。

水を流しても別の通路へ逃げる場合があり、土壌や作物へ影響が出る恐れもあります。被害場所を観察し、よく使う通り道を見つける方が対策につながります。

Q5. モグラは自分で捕まえてよいのか?

地域のルール確認が必要です。

野生動物の捕獲は許可が必要になる場合があります。捕獲器を使う前に、自治体の鳥獣担当窓口や農業担当窓口へ確認してください。

まとめ

モグラは、地中で暮らす小型の哺乳類です。

作物を直接食べるより、地中にトンネルを掘る過程で、庭の土山、芝生の盛り上がり、畑の根傷み、苗の浮き、水田の畦畔被害を起こす害獣です。

モグラ対策は土山より地下の通り道を見る視点が大切

モグラを疑うサインは、庭や芝生の土山、花壇の盛り上がり、畑の畝の崩れ、苗の根元の浮き、畦畔の穴です。まず土山の位置を記録し、同じ場所で再発するか確認してください。

作物がかじられている場合は、モグラではなくネズミ類など別の害獣も疑います。捕獲や駆除を考える場合は、自治体のルール確認が必要です。

庭や畑の被害が続く場合は、通り道の見極めと侵入防止を意識しながら、安全に対策を進めてください🌱

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