【害虫】家に出るハチの種類を解説|スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの違いと対策

蜂 害虫

家の軒下、庭木、ベランダ、物置、屋根まわりにハチが何度も出入りしている。

そんな時は、近くに巣が作られている可能性があります🐝

ハチは種類によって危険度が大きく変わる

ハチには多くの種類がありますが、住宅まわりで注意したい代表は、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチです。すべてのハチが人を積極的に刺すわけではありません。

ただし、巣に近づいたり、刺激したりすると、働きバチが巣を守るために攻撃する場合があります。

林業・木材製造業労働災害防止協会は、日本で刺すハチの代表として、アシナガバチ類、スズメバチ類、ミツバチ類、マルハナバチ類を挙げ、働きバチが毒針を持って人を刺すと解説しています。

刺される危険が高い時期は、巣が発達してハチの数が多くなる時期で、アシナガバチは7〜8月、スズメバチは7〜10月が危険とされています。(林業・木材製造業労働災害防止協会)

今回は、ハチの種類、巣の見分け方、刺される危険、自力で対応できる範囲、専門業者へ相談した方がよい状態まで解説します。

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ハチの基本情報

ハチは、花粉を運ぶ、害虫を捕食するなど、自然の中では大切な役割を持つ昆虫です。

一方で、人の生活圏に巣を作ると、通行人、子ども、ペット、庭仕事をする人が刺される危険があります。

家のまわりで問題になりやすいハチ

住宅まわりで相談が多いのは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチです。

種類によって、巣の形、攻撃性、活動場所、危険度が変わります。

種類 主な特徴 注意したい場所
スズメバチ 攻撃性・毒性が強い種類が多い 軒下、屋根裏、庭木、土中、物置
アシナガバチ 細長い体と長い脚。巣はシャワーヘッド状に見えやすい 軒下、ベランダ、庭木、室外機まわり
ミツバチ 体に毛が多く、集団で固まる場合がある 木の穴、屋根裏、壁内、分蜂時の集合
マルハナバチ 丸みがあり、毛が多い 草地、地中、庭まわり

ハチを見分ける時は、体の大きさだけでなく、巣の形、出入りする場所、時期、飛び方、攻撃性を合わせて見ます。

1. スズメバチの特徴

スズメバチは、住宅まわりで最も注意したいハチです。

巣に近づいただけで攻撃される場合があり、特に夏から秋にかけて危険度が上がります。

攻撃性と毒性が強く自力駆除は避けたい

福生市は、スズメバチについて、攻撃性・毒性ともに強く、巣に近づいただけで攻撃してくる場合があるため、自宅や敷地内で巣を見つけたら駆除業者へ対応を依頼するよう案内しています。(福生市公式ウェブサイト)

確認ポイント スズメバチの特徴
大型で黄色や黒の模様が目立つ
初期はとっくり型、成長すると丸いボール状になる種類が多い
場所 軒下、屋根裏、庭木、土中、物置
時期 7〜10月に危険度が上がりやすい
注意点 巣に近づかない。自力駆除は危険

スズメバチの巣は、初期の小さい段階なら発見しにくく、夏から秋にかけて急に目立つ場合があります。

庭木の剪定、草刈り、物置の片付け中に巣へ近づいて刺されるケースもあるため、作業前に周辺を確認してください。

2. アシナガバチの特徴

アシナガバチは、細長い体と長い脚が特徴のハチです。スズメバチほど大型ではありませんが、巣に近づくと刺される恐れがあります。

軒下やベランダに巣を作りやすい

アシナガバチは、軒下、ベランダ、庭木、カーポート、室外機まわりなど、人の生活圏に近い場所へ巣を作る場合があります。巣は六角形の巣穴が見えるシャワーヘッドのような形になりやすく、外皮に覆われた丸い巣になりやすいスズメバチとは見た目が違います。

確認ポイント アシナガバチの特徴
細長く、脚が長い
六角形の巣穴が見えやすい
場所 軒下、ベランダ、庭木、室外機、カーポート
時期 7〜8月に刺される危険が高まりやすい
注意点 巣を揺らす、近づく、急に払う行動は避ける

東京都府中市は、スズメバチ以外のハチの巣については、適切な方法なら家庭でも駆除可能な場合があるとしつつ、専門業者へ依頼する場合は作業前に内容と料金を確認し、複数社から見積もりを取るよう案内しています。(府中市ホームページ)

ただし、巣が高所にある、通路に近い、ハチの数が多い、刺された経験がある、子どもや高齢者がいる場合は、無理に自力対応しない方が安全です。

3. ミツバチの特徴

ミツバチは、花粉や蜜を集める昆虫として知られています。

普段は人を積極的に攻撃する印象は薄いですが、巣を刺激した場合や、分蜂で大量のハチが集まった場合は注意が必要です。

集団で固まっていても刺激しない

ミツバチは、春から初夏にかけて新しい巣を作るため、女王バチを中心に集団で移動する「分蜂」が起きる場合があります。

木の枝、外壁、軒下などに大量のハチが固まっていると驚きますが、むやみに殺虫剤をかけたり、棒でつついたりしないでください。

確認ポイント ミツバチの特徴
毛が多く、丸みがある
屋根裏、壁内、木の穴などに作る場合あり
集団行動 分蜂で一時的に大量集合する場合あり
注意点 巣や集団を刺激しない
相談先 養蜂関係者、自治体、専門業者に確認する場合あり

ミツバチは刺すと針が残る場合があるため、刺された時は無理に押しつぶさず、医療情報に沿って対応する必要があります。

ハチが家に巣を作りやすい場所

ハチは、雨風を避けやすく、外敵に見つかりにくい場所に巣を作ります。

家のまわりでは、軒下、庭木、ベランダ、屋根裏、物置、室外機まわりが代表的です。

軒下・庭木・物置は定期的に確認する

場所 注意したい状態
軒下 ハチが同じ場所へ何度も出入りする
ベランダ 室外機や物干し付近に小さな巣がある
庭木 枝葉の中へハチが入っていく
物置 扉の上、天井、隅に巣がある
屋根裏 換気口やすき間から出入りする
土中 地面の穴からハチが出入りする
室外機 裏側やホース付近に巣がある

フマキラーのハチ対策情報でも、ハチは軒下やベランダなどに巣を作る場合があるため、「最近よく見かける」と感じたら、近くに巣がないか家のまわりを確認するのが大切だと案内されています。(フマキラー)

ハチに刺されるリスク

ハチ刺されで注意したいのは、刺された部分の痛みや腫れだけではありません。

全身症状やアナフィラキシーが起きる場合があります。

息苦しさやじんましんがある場合は医療機関へ

岩手労働局の資料では、ハチ毒が体内に入ると激しい痛みのほか、刺された箇所を中心とした赤い腫れやかゆみなどの局所症状、体中に出る全身症状があると解説されています。

全身のかゆみ、だるさ、息苦しさなどが出る場合も示されています。(都道府県労働局所在地一覧)

江戸川区も、ハチに刺された場合は大量の水でよく洗い、抗ヒスタミン軟こうを塗り、ひどく腫れたり、じんましん、吐き気、息苦しさなどのアレルギー症状があれば、すぐ医師の診察を受けるよう案内しています。(江戸川区公式サイト)

症状 対応の目安
刺された部分の痛み・腫れ 水で洗い、冷やす。必要に応じて医療機関へ
強い腫れが続く 医師に相談
じんましん 早めに医療機関へ
吐き気・めまい 医療機関へ
息苦しさ・意識がぼんやりする 救急対応を検討

過去にハチに刺されて強い症状が出た人、アレルギー体質の人、屋外作業が多い人は、医師へ相談し、必要な備えを確認しておくと安心です。

ハチを見つけた時に避けたい行動

ハチを見つけると、手で払ったり、走って逃げたり、大声を出したりしがちです。しかし、急な動きはハチを刺激する場合があります。

近づかない・揺らさない・刺激しない

避けたい行動は、以下です。

避けたい行動 理由
巣を棒でつつく 一斉に攻撃される恐れ
ハチを手で払う 刺激して刺されやすくなる
殺虫剤を近距離で急に噴射する 逃げ場がなく危険
巣の近くで草刈りする 振動で刺激する場合あり
黒い服装で近づく 攻撃対象になりやすい場合あり
香水や整髪料をつけて近づく 匂いに反応する場合あり
飲み残しを放置する 甘い匂いで寄ってくる場合あり

岩手労働局の資料では、ハチはヘアスプレー、ヘアトニック、香水などの化粧品や体臭に反応する場合があり、ジュースやスポーツドリンクなどに近寄る場合もあると案内されています。

缶の中に入り込み、唇や口の中を刺されたケースにも触れています。(都道府県労働局所在地一覧)

自力で駆除できる場合と避けたい場合

ハチの巣を自力で駆除できるかは、種類、巣の大きさ、場所、時期、家族構成、刺された経験によって変わります。特にスズメバチは危険度が高いため、自己判断で近づかない方が安全です。

スズメバチ・高所・大きな巣は業者相談が安全

多摩市は、アシナガバチは自分で駆除可能な場合がある一方、攻撃的で危険性の高いスズメバチの巣、高い場所、狭い場所、危険を伴う場所にある巣は専門業者への依頼をすすめています。

自力駆除を行う場合は、明るいうちに巣の位置を確認し、肌が露出しない服装で、夜間に風上からスプレー剤を使う流れも案内されています。(多摩市役所)

状態 判断の目安
小さなアシナガバチの巣 条件が合えば自力対応できる場合あり
スズメバチの巣 業者相談が安全
巣が高所にある 転落リスクがあるため業者向き
巣が大きい ハチの数が多く危険
通学路や玄関近く 第三者が刺される恐れ
刺された経験がある 自力作業は避けたい
子ども・高齢者・ペットがいる 早めの相談が安心

自力駆除は、失敗した時のリスクが高い作業です。

特に「種類がわからない」「巣が見えない」「ハチの数が多い」場合は、無理に近づかないでください。

業者へ依頼する時の注意点

ハチの巣を見つけると、急いで業者へ電話したくなります。

ただし、害虫・害獣駆除では高額請求トラブルも報告されています。慌てて契約せず、料金と作業内容を確認しましょう

作業前に料金と作業内容を確認する

国民生活センターは、害虫・害獣駆除サービスで、ネット広告の格安料金と実際の請求額が大きく違うトラブルに注意を呼びかけています。

2024年の注意喚起では、ハチに刺されて死ぬと言われて不安になり駆除依頼したが高額なので解約したい、という相談事例も紹介されています。(国消費者センター)

中央区の消費生活センターも、蜂の巣駆除で思わぬ高額請求があるとして、慌てて事業者を呼ばず、まず自治体に確認する、作業前に作業内容と料金を確認する、想定とかけ離れた料金ならすぐ依頼せず複数社から見積もりを取るよう案内しています。(中央区市政情報)

確認項目 見るべき点
基本料金 出張費・調査費込みか
追加料金 巣の場所、高さ、大きさで変わるか
作業内容 駆除、巣の撤去、再発防止まで含むか
見積書 作業前に書面やメールで確認できるか
キャンセル条件 高額な違約金がないか
自治体情報 助成や相談窓口があるか

「今すぐやらないと命に関わる」などと強く不安をあおられた場合でも、玄関先や庭に出られないほどの緊急状態でなければ、いったん距離を取り、自治体や複数業者へ確認してください。

よくある質問

ハチは、種類や巣の場所によって判断が大きく変わる害虫です。よく検索される疑問を解説します。

Q1. ハチの巣を見つけたらすぐ駆除すべきか?

A. 人が通る場所、玄関、ベランダ、庭作業の場所、子どもやペットが近づく場所なら、早めの対応が必要です。

人がほとんど近づかない場所で小さな巣なら、自治体情報を確認しながら判断します。ただし、スズメバチの巣は自己判断で近づかないでください。

Q2. スズメバチとアシナガバチの違いは何か?

A. スズメバチは体が太く、攻撃性が強い種類が多く、巣は外皮に覆われた丸い形になる場合があります。

アシナガバチは体が細く脚が長く、巣は六角形の巣穴が見えるシャワーヘッド状になりやすいです。

Q3. ハチは冬になればいなくなるのか?

A. 多くのハチの巣は1年限りです。

福生市も、スズメバチの巣は1年限りの使用で翌年使われるわけではないと案内しています。ただし、人が刺される危険がある場所に巣があるなら、冬まで待つのが安全とは限りません。

Q4. ハチに刺されたらどうすればよいのか?

A. 刺された場所を水で洗い、冷やし、症状を見ます。強い腫れ、じんましん、吐き気、めまい、息苦しさ、意識の異常がある場合は、すぐ医療機関へ相談してください。

Q5. 業者料金が不安な時はどうするのか?

A. まず自治体の相談窓口や助成制度を確認します。

作業前に料金と内容を確認し、金額が高すぎる場合はすぐ契約せず、複数社から見積もりを取ってください。国民生活センターも、害虫・害獣駆除サービスの高額請求に注意を呼びかけています。

まとめ

ハチは自然の中では役割を持つ昆虫ですが、住宅まわりに巣を作ると刺傷リスクが高まる害虫になります。

特に注意したいのは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチです。スズメバチは攻撃性と毒性が強い種類が多く、巣に近づいただけで刺される場合があります。

ハチ対策は種類と巣の場所を見て判断する

ハチを見つけたら、まず巣の場所、種類、巣の大きさ、人が近づく距離を確認します。軒下、庭木、ベランダ、物置、屋根裏、室外機まわりは特に注意したい場所です。

小さなアシナガバチの巣なら条件次第で自力対応できる場合もありますが、スズメバチ、高所、大きな巣、玄関や通学路に近い巣、刺された経験がある人がいる家庭では、専門業者や自治体窓口へ相談した方が安全です。

業者へ依頼する場合は、作業前に料金と内容を確認し、高額請求トラブルにも注意してください🐝

\ご相談・現地調査 無料!/

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